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新エネルギーとしての価値は

シェールガスは要するに、「これまで発掘できなかった天然ガス」であり、成分としては従来から使われていた天然ガスと同じです。それでは何故、シェールガスが新エネルギーとして注目されているかというと、生産量や推定埋蔵量が多いのが南北アメリカ大陸だからです。シェールガスの新エネルギーとしての価値は、原産地が中東やロシアではないというところにあるのです。 中東やロシアは天然ガスおよび石油の埋蔵量が豊富ですが、燃料供給をこれらの国に頼るのは日本にとってかなり危険です。具体的に言うと、中東は紛争が絶えず、ロシアは日本との関係がかなりぎくしゃくしています。そのため、日本との関係および政情が比較的良好なアメリカ大陸の国家で採掘されるシェールガスが、日本でも新エネルギーとして期待を集めているわけです。また国際関係の問題を抜きにしても、エネルギー供給を特定の国や地域に頼るのは望ましいことではありません。シェールガスの新エネルギーとしての価値は、これまで燃料の輸入先でなかった国々から供給されることにあるのです。 さらに日本にとって期待できるのは、シェールガスの生産増加がエネルギー価格を下落させてくれることです。シェールガスは採掘技術さえあれば大量に供給可能なので、生産が本格的になれば世界の燃料価格は大きく低下します。これは資源輸入国の日本にとって、ありがたい話と言えます。 なお新エネルギーと言えば、環境に優しいというイメージがありますが、シェールガスはこの点では微妙です。確かに天然ガスは石油や石炭よりは環境に優しいですが、燃やせば二酸化炭素が出て地球温暖化につながるのは変わりません。さらに採掘中にガスの一部が大気中に漏れ出すのですが、シェールガスの主成分であるメタンは二酸化炭素以上に地球温暖化を促進します。 結局、シェールガスの価値は「アメリカで採掘される」、「世界のエネルギー供給を増やしてくれる」というところにあるのであって、環境上のメリットは特にありません。

エネルギー転換はできない

エネルギーの転換はそんなに簡単には出来ません。だからこそ、エネルギー政策は国策ともなっている国の重大時なのです。エネルギーを変えるということは  → 見出しかここをClick

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